b.内服薬「プロペシア:Propecia」
全世界60カ国で約200万人が処方されていると言われる男性型脱毛症治療薬のプロペシア(図-2)の長期成績は第59回米国皮膚科学会で発表されその安全性と効果が証明されました。(表-1) プロペシアの一般名はFinasterideと言い、Type
U 5-α reductase の選択的阻害薬です。本来は、良性前立腺肥大改善薬として発売され、その副作用に男性型脱毛症の改善が認められたことより製品化が進みました。日本に於いても平成16年11月発売に万有製薬より発売予定です。その薬理効果は(図-3)に示すように毛乳頭細胞内に到達したtestosteroneがType
U 5-αreductaseの作用を受けType U DHTに変換される正常反応のところで、FinasterideがType U
5-αreductaseを選択的に阻害するためType U DHTの蓄積が起こらず、結果的に脱毛状態が改善に向かうことです。私の臨床研究では、年齢18歳から63歳の男性型脱毛症患者204名対して、Propeciaを用量
0.5 mg/day で1年間投与したところ、78.5 % の症例に「明らかな改善・改善」が認められた。また、副作用については2例に「軽度精力減退」が認められた。このデータは欧米の臨床データとほぼ一致します。従って、Propeciaの日本人に於ける効果もほぼ同様と考えられる。参考にわたくしのクリニックでの臨床例を(図-4)で示します。
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